会社設立にかかる費用としては、主に①定款認証手数料・定款印紙代②登録免許税の2つがあります(以下、株式会社を念頭に概説していきます。)。
①定款認証手数料・定款印紙代について、まず、そもそも定款とは、会社設立に際して法律上作成が要求されているもので、その会社の根本的な規則を定めたもののことを言いますが(会社法26条1項)、これは作成後、公証人の認証を受けることが義務付けられています(30条1項)。
その際に必要になるのが、①定款認証手数料・定款印紙代です。
この点について、定款認証手数料は5万円、定款印紙代は4万円がそれぞれかかります。
なお、定款は書面によるものでも、電子媒体によるものでもよいとされていますが(26条2項)、電子定款の場合には、定款印紙代が不要になります。そのため、電子定款によれば、印紙代の4万円を浮かせることができます。
②登録免許税について、会社設立の際には、登記をする必要がありますが(911条1項)、このとき、登録免許税がかかります。
具体的には、株式会社の場合、資本金の額が課税基準になり、資本金額の1000分の7に相当する額が登録免許税となります。
もっとも、それが15万円に満たない場合には、一律15万円とされているため、大抵の場合15万円が登録免許税額となります。
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会社設立にかかる費用
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