生命保険は、死亡保険、生存保険、養老保険、傷害保険、医療保険、がん保険、介護医療保険、所得補償保険など、種類が非常に多いです。そしてさらに、それらの基本の契約内容に「特約」が加わることで、さらに保険の内容は細分化されていきます。
そんな、生命保険加入時の最大の注意点は、加入しようとしている商品は「自らの意向」にあっているのかということです。
以下に確認すべき点を列挙いたします。
①保障分野
生命保険に加入する場合の目的は、遺族保障、医療保障、介護保障、老後生活資金の準備、資産の運用などがあります。生命保険会社の方と話をするうちに、当初と異なる保障分野に関する保険へのご加入をご検討の場合には、特に当初から変わった点について今一度確認するようにしましょう。
②名義
保険金の受取人について確認が必要です。医療保険の入院保険金などであれば被保険者自身や被保険者の配偶者を保険金の受取人とすることが多い一方で、死亡保険金は、受取人が法定相続人である場合に、その死亡保険金のうち「500万円×法定相続人の人数」までが非課税になるため、法定相続人を受取人にすることをおすすめします。
なお、これらの名義は、生命保険会社所定の範囲にて、変更することが可能で、これを「名義変更」といいます。
③貯蓄部分の必要性
例えば、同じ死亡保険でも貯蓄部分があるものと、ないものがあります。
死亡保険への加入をご検討の際には、貯蓄部分が必要なのかどうかを考える必要があります。
④保険料
月(半年や一年払いのこともあり)に保険会社に支払う金額。
最も重要な要素の一つでしょう。
⑤保険金額
所定の状態に至った場合には、いくらの保険金が支払われてほしいのかを考えてみましょう。
そして、「ここまで保障が厚くなくてもよい」という場合には保険金額を減らす、「この保障では足りない」という場合には、保険金額を増やすことをする必要があります。
⑥免責事項
保険契約中の「〇〇の場合には保険金は支払われません。」などの条項(免責事項)は、加入した後にトラブルになりがちです。このような加入者にとって不利な条件は特に確認するようにしましょう。
⑦保険期間
終身なのか、一年更新なのか。更新は自動なのか等をしっかりと確認しましょう。
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当事務所は兵庫県神戸市、芦屋市、明石市、西宮市などにお住いの皆様の保険税務に関するお悩みに向き合っています。
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生命保険加入時の注意点
篠田会計事務所が提供する基礎知識
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