まず、前提として、定款とは、会社法上、会社設立するにあたって作成することが要求されている、会社の根本的な規則を定めたものです(26条1項)。
以前までは、定款は書面によって作成するものとされていましたが、現在の法制化では、いわゆる電子定款、つまり、電子媒体による定款の作成が許されるようになりました(同条2項)。
そして、電子定款を作成するメリットは、やはり印紙代の節約です。すなわち、書面による定款の場合、印紙代として、4万円かかります。これに対し、電子定款の場合には、これが不要になります。会社設立時には他にも費用が多くかかるため、少しでも設立費用を節約できるのはかなりのメリットです。
もっとも、この点には注意が必要です。すなわち、電子定款作成のためには、「Adobe Acrobat」などの、電子署名が入れられるソフトが必要になり、これが35000円ほどするため、このソフトを今後も使う予定があるか、ないしは、既に持っている方でないと、あまり電子定款によるメリットは享受できないです。
篠田会計事務所では、会社設立に関する様々な税務・業務を取り扱っております。神戸市、明石市、西宮市、芦屋市を中心に、兵庫、大阪、京都、奈良、滋賀、石川でご相談を承っておりますので、お困りの際はお気軽にご相談ください。豊富な知識と経験からご相談者様に最適な解決方法をご提案させていただきます。
定款認証、電子定款
篠田会計事務所が提供する基礎知識
-

節税効果の高い役員報酬はいくら?
役員報酬を調整することで、節税効果が期待できます。役員報酬には、所得税がかかることはもちろんのこと、社...
-

相続税申告が必要となるケース
相続税に関する手続きで最も重要なことは、申告義務があるのか、ないのかを納税義務者である相続人自ら判断す...
-

経費に関する節税
法人の節税を行うためには法人の利益を圧縮する必要があります。そのためには、経費として精算できるものを増...
-

個人事業主のメリットとデメリット
■税制上のメリット・デメリット 個人事業主には所得税が課せられるため、利益が大きければ大きいほど、より...
-

子会社・関連会社を利用した節税
節税方法は、親会社だけで行うものだけでなく、子会社や関連会社を利用して行うこともできます。法人が1つで...
-

起業に必要な資金はいくら?費用の目安や調達方法など
「独立して起業する事を考えているが、設立のための資本金はいくら必要なのだろうか」「まとまった資金が手...
-

相続権のない連れ子を相続人にする方法
通常の場合、義理の両親が死亡したとしても、その連れ子はその財産を引き継ぐことはできません。もっとも、以...
-

不動産管理会社の税務顧問
不動産を個人として所有している場合、所得税や住民税、固定資産税、個人事業税などさまざまな税金がかかって...
-

会社設立に必要な手続き
■会社設立の手続き 会社の設立の手続きはおおむね定款作成と設立登記手続の2つとなります。詳しく見ていき...